こんにちは。
二の腕をキュッとつまむと、出てくるあのボコボコ。後ろ姿を見ると、太ももに見えるあのボコボコ。
今回は「セルライトの予防方法」についてお伝えしていきたいと思います。
目次
まず「セルライト」とは何か、ご説明します。
「セルライト」とは、皮下脂肪のうち、体表に現れる皮膚のでこぼこの変化で、主に腹部、人部大腿部にブロック状にできる組織のことをいいます。
ぼこぼこに見える原因は、
・大きくなった脂肪細胞の繊維芽細胞というものが、皮膚の方に引っ張られてしまうため
・脂肪細胞の周りにコラーゲン繊維が沈着して硬くなってしまうため
などがあります。
あのぼこぼこセルライトは一度ついてしまうとなかなか取れにくいものです。
ですので、「つかないように予防する」これが一番大切になってきます。
ではここからはセルライトを予防するために必要な習慣についてご説明したいと思います。
歩くことで、足の筋肉が動かされれば、筋肉の収縮で発生する刺激が老廃物の運搬役であるリンパ液の流れを促進して、老廃物の排出を促します。
大切なのは「習慣化」です。
歩く習慣をつけることで、リンパ液の流れがよくなって、老廃物が蓄積しづらくなりますよ。
そして、歩くのに良い時間帯は「午前中」です。
なぜかというと、その理由は脂肪細胞の働きにあります。私たちが寝ている間も、脂肪細胞は体温維持のために活動を続けています。
脂肪細胞は活動することで老廃物を排出します。しかし眠っている間は、リンパ液の流れが停滞してしまうので、夜眠っている間というのは体内に老廃物が溜まりやすくなっているのです。
ですので、溜まった老廃物を出すためにも午前中に歩くのがベストです。3000歩くらい歩くと、30分くらいになります。最近はスマホにも歩数計がついているので、活用してみてはいかがでしょうか。
体脂肪がついてしまうことを予防するには、バランスの良い食事を摂るということは必須になってきます。
甘いもの、脂っこいもの、味の濃いもの、コンビニ食、ファーストフード食などなど、バランスの採れない食事を続けていると、摂取カロリーが増えてしまい、脂肪が付きやすくなってしまいます。
糖質・脂質は身体に必要な栄養素ですので、「とってはいけない」ということではなく、あくまでも質を選びながら「とりすぎに注意したい」という解釈になります。
主食、副菜、主菜、乳製品、果物を、まんべんなくバランスよくとることで、脂肪の付きすぎを防ぐことができます。
自分で用意するのは大変かもしれませんが、サプリメントなどもうまく利用しながら、健康的でバランスの良い食事を目指しましょう。
身体が水分不足になると、リンパ液の量が減ってしまって、老廃物が流れにくくなってしまいます。そうなると、体内に老廃物がたまってしまうことになります。
こまめに水分を補給して、リンパ液の量が減らないようにし、老廃物が常に流れていく状態を保ちたいですね。
人間の身体は、呼吸や汗によって2時間でコップ1杯分の水分を消費しています。
ですので、2時間に1度はコップ1杯分の水分をとらないと先ほど説明した「老廃物が流れない」状態になりやすなってしまいます。
ただ椅子に座って作業してるだけでも水分不足になってしまうので、こまめに水分補給は行いましょう。
飲むのは、身体にすっと吸収されやすく、腎臓にも負担をかけない白湯やお水がおすすめです。
湯船につかって身体を温めることで血行がよくなって、リンパ液に流れも良くなります。
先ほど「午前中に30分以上歩く」という項目では、リンパ液は筋肉の収縮によって発生する刺激を受けて流れる、というご説明をしましたが、筋肉以外にも「静脈の血液」もリンパ液の流れを促す役割を担っています。
リンパ液が流れるリンパ管は、静脈とつながっており、静脈がながれるとそれに伴ってリンパ液の流れがよくなります。
血液がサラサラと流れるためには「身体を温めること」が重要になってきます。身体を温めるにはいろんな方法がありますが、習慣化しやすいのは毎日の入浴です。
普段はシャワーで済ませている、という方も、今日から20分間湯船につかる習慣を身に付けていきましょう!
足を組んでしまうと、足全体のリンパ液の流れが悪くなってしまいます。というのも、足全体を流れるリンパ管の集合地点である股関節が圧迫されてしまうのです。
ですので、足を組むことで足に老廃物が溜まりやすくなり、セルライトが出来やすくなってしまうのです。
足を組むというのは何気なく、無意識レベルでやってしまう行為なので、いつの間にかクセになっている人が多いと思いますが、セルライト予防のためにも意識的に改善していきましょう。
足を組むことは姿勢も悪くなってしまうので、いいことがありません。すぐに足を組んでしまう…という方は、太ももにノートや本を挟んで、足組みを防止してみてください。これならオフィスでもできそうですね。
肩が前に出る猫背での姿勢でいることは、二の腕のリンパ液の流れを悪くしてしまいます。鎖骨にあたりに、二の腕を流れるリンパ管の集合地点・静脈角があります。
猫背でいることで、二の腕のリンパ液の流れが悪くなり、老廃物が溜まって、二の腕に余分な脂肪がつきやすくなってしまいます。
また、猫背は見た目も美しくありませんので、積極的に改善していきたいですね。
長年のクセになってしまっているという人は、補正下着をつけることで改善されやすくなる、ということがありますので、チャレンジしてみるのもよいかもしれませんね。
タバコに含まれるニコチンは血管を収縮させて血液やリンパ液の流れを悪くします。タバコを吸うと、老廃物がたまってセルライトができやすい身体になってしまいます。
血液やリンパ液の流れが悪くなることで、冷えやむくみなどのよくない状態が続いたり、顔色が悪くなったり、ビタミン不足から風邪をひきやすくなったりと、タバコは百害あって一利なしというように、吸っていていいことはありません。
習慣化してしまってなかなかやめられない、という方は、禁煙外来へ行くのがよいと思います。
筋トレをすることで筋肉量が増え、基礎代謝が向上し、身体に脂肪がつきにくくなります。セルライト予防にもバッチリつながります。
ここで「基礎代謝」についてご説明します。基礎代謝とは、人間が生命を維持するために使われるエネルギーのことです。人間の身体は、なにもしていない時でも呼吸したり、内蔵や脳を動かすことでエネルギーを消費しています。
20代の女性で、体重が50キロの方の場合、1日約1180キロカロリーが基礎代謝によって消費されています。
基礎代謝を高めるには筋トレが一番です。ジムに通わなくても、自宅で手軽にできる腹筋や腕立て伏せから始めてみてはいかがでしょうか。
老廃物を流すためにリンパマッサージを習慣化することで、セルライト予防につながります。
マッサージするのは、入浴中や入浴直後、運動後、など身体があたたまっているタイミングがベストです。身体があたたまっているときはリンパが流れやすくなっています。
リンパマッサージは、自分で行うこともできますが、エステなどでプロにやってもらうことでより効果が現れると思います。
いかがでしたでしょうか。
このようなことに気をつけることで、セルライトは予防できます。
積極的に行って、セルライト0のボディを目指したいですね!